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ふしぎかっせい
< 夢の翼>
きみは あの美しい夕暮れどきを知っているだろうか
田植えどきの暮れゆこうとしている田園風景を
「色彩への開眼・・・・」
ゴッホが
アルルの太陽に
出会うまでに
さまざまな
暗い出来事がありました
ボリナージュでの
伝道者としての苦行
その修道僧としての目が
いつしかあるががままに見る
画家としての目になり
生きることの
生命を描くことだと
ミレーの種まく人を
飽くことなく
模写しました
ハーグでの悲しい
女との出会いと別れ
に ゴッホは
疲れ果て
肉体も残酷なまでに
衰えさせました
そんな頃の傑作
馬鈴薯を食べる人びとです
その暗い色調のなかに
色彩画家 ゴッホの
スタートがあったのです
アムステルダムでの
ミレーやレンブラントの
絵との出合い
その 互いに響きあい
底知れぬ
明暗のリズムの中から
不思議な生命の鼓動を
伝える 色彩の魔力
やがて
パリやアルルでの
ゴッホの
色彩への開眼です。
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